子供のころあんなに苦くて不味く感じたビールを今では毎日飲むようになってしまいました。
帰りに直行する冷蔵庫、キンキンに冷えた缶ビールをプシュッと空けてグラスに注ぎ一気に体内にしみこませる・・・フジタが幸せを感じる瞬間です。
そんな時ふと思った疑問

「なんであんなに苦かったビールがこんなに好きになったんだ?」
今日はそんな疑問をフジタの妄想と実際に調べてみた情報をもとに解き明かしていきたいと思います。
目次
ビール不味すぎと感じた苦い思い出
まずは皆さんにも経験があるであろう苦いビールの経験を振り返りましょう。
- 父親にちょっと飲むかと言われて・・・・
- 大学生になりたての飲み会・・・
- 大人になったフリをして我慢して飲んでいた時期・・・
- 「とりあえず生」って誰が作った風習だよ・・・・
親に一口飲まされてトラウマが残った人も多いんでは無いでしょうか?
もれなく私のビールデビューも親からの「ちょっと舐めてみ」なんですが、こんな私でさえあの時は人間が飲むものとは思いもしませんでした。
一杯目のビールってなんであんなに美味しいの?
なぜうまくなるのか(藤田論)
まずは科学的根拠を調べる前に私が勝手に思っている理論を述べたいと思います。
①舌がバカになっているから
歳をとってくると苦いものが美味しく感じるようになりませんか?
例えばゴーヤとかピーマンとかフキノトウとかも小さい頃は嫌いだったけど今では大好物です。
ブラックコーヒーを飲めるようになったのは社会人になってからだったかな?こちらも今では大好物。
これは聞いた話ですが人間の舌って若い時ほど敏感で歳をとってくるとどんどん鈍感になっていくらしい。
つまりマイナスの要素が減っていって美味しく感じるようになるのです(妄想)
ゴーヤチャンプルーってなんであんなにニガウマなんでしょう
②ストレスが増えているから
子供の頃よりも確実に増えているであろうストレス。ストレスとお酒の関係は切り話すことは難しい。
めちゃくちゃ落ち込んだ時、めちゃくちゃ腹が立った時、めちゃくちゃ悔しかった時・・・・・そっと寄り添ってくれるのはお酒です。
特にビールは一口飲むと少し落ち着きます。ストレスで参っているときはいつもより美味しく感じちゃう・・・。
ストレスをため込みがちな現代人にとって肩の力をおろしてくれる魔法の飲み物なのです(妄想)
※筆者のフジタはよく飲みすぎてしまって翌日地獄の二日酔いになってしまいます。
ビールの用法容量はお守りください。水しっかり飲んどきゃ大丈夫だからね!
③大人になった気分に浸れるから
ビールを飲めることって大人になった感ありませんか?
思ってもいないのに「最初の一杯目うめえ」とか言ったことありませんか?
それはきっと「ビールを飲んでいる俺オトナ!」と自分に酔っちゃっているのですよ。そして美味しい飲み物なんだと自分に言い聞かしているうちに今度はお酒に酔っちゃうわけです(妄想)
そんな風に飲んでいるうちに自然と好きになるパターンもあるしね。

どう?ビールぐびぐびいけちゃう俺オトナっしょ?イケてるっしょ?
(なにこれまずーーーー二度と飲みたくないわ、次はウーロン茶にしよ)
なぜうまくなるのか(調べてみた)
①成長するにつれて苦みを美味しく感じるようになる
人は成長するにつれて「苦味」をおいしく感じるようになるそうです。
私たちが感じる味覚には、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つ、これを『5つの基本味』といいます。
この内「甘味」「塩味」「うま味」は子供でも感じることのできる味なんだって。「甘味」は母親のお腹の中にいる胎児を包んでいる羊水の組成に近い味、『うま味』は母乳に含まれるグルタミン酸の味っていうのは驚きです。
下記の解説を読むと「苦み=毒」と感じるように出来ているんだね。味覚っておもしろい!
甘味はエネルギー源、塩味はミネラル、酸味は腐っている、苦味は毒が入っていると判断できます。そのため、生まれて間もない赤ちゃんにすっぱいものを与えると本能的に嫌がり、顔をしかめたりします。ただ、私たちは成長と共に食経験を重ねるので、酸味や苦味が体に悪いものではないと学習し、さまざまな味が好きになってきます。このようにいろいろな味を経験するうちに、大人になってやっと『苦みのうまさ』が分かるようになるのです
大人になるとビールやわさびの美味しさが分かるのはなぜ?
大人ってなんであんなにビール美味そうに飲んでんだろうな~
②人間は苦みを求める
「苦み=毒」という説明をしましたが、胃には苦味のシグナルをキャッチする苦味受容体が存在するんだって。
苦味を感知すると胃酸分泌など消化が促進されることがわかっていて、人が苦味を求める理由は消化促進にあるんじゃないかという研究があります。
実際に胃薬の研究では、舌のうえで苦味を感じ胃でも苦味を感じると、よりその効果が出ることが報告されています。

そうそう、私は消化を促進するためにビールを飲んでいるのだよ。
③ストレスが苦みを美味しくする
仕事でストレスが溜まっている時にビールを飲むと、美味しく感じるよね・・・・
ストレスを感じると人間は、味覚が鈍くなり苦味を感じにくくなるんだって!
またストレスを感じていると、人は苦いものを食べたくなるという研究結果もあるそうです。苦味成分には抗ストレス作用があることも知られているのでビールはストレス社会にピッタリの飲み物だと言えるよね。※飲みすぎ注意
ストレス社会だからね(奥の人なんだか辛そうだね)
まとめ
ビールが美味しく感じるようになる理由、分かりましたでしょうか?
自分の妄想が意外と合っていてビックリでした(笑)
味覚は変化していくって言うのは本当で、昔嫌いだった食べ物も今食べると美味しく感じる!なんてことはたくさんありますからね。是非小さい頃飲んだビールが嫌いで飲まなくなったという方がいたら飲んでみてね!
次週はビールが美味しく感じる瞬間をリストアップしてお届けしようと思います。
それでは、今日も酔い一日を!