クラフトビールを飲んでいると必ず目にするのが「スタイル」という言葉。
なんとなく感じている意味合いで全然OK。焼酎だと芋焼酎とか麦焼酎とか紫蘇焼酎とか、日本酒だと吟醸とか大吟醸とか純米吟醸とか。簡単に言うと作り方や原料の違いのことです。
ビールの世界ではこのスタイルが100スタイル以上あると言われており、日本人が言っているビールはその中のたった1スタイル(ピルスナースタイル)だけのケースが多いです。
他のスタイルを知ることでビールの新たな魅力を発見してもらいたいと思いますし、クラフトビールを最近知った人やビールが苦手という人に新しいビールの魅力を発見をしてもらいたいなと思いこの記事をお届けします。
新潟市でクラフトビールを飲むならこのお店がおすすめです
目次
①ピルスナー
いわゆる日本で飲むビールのほぼ全てがこのピルスナーというスタイルです。
スッキリとシャープな味わいと喉越しが特徴。私はキリンビールの秋味でビールのことが大好きになりました。
チェコのピルスナーウルケルというピルスナーが元祖と言われています。最近缶での販売が開始され注目を集めました。
いわゆるビールが苦手・・・というのはピルスナースタイルが苦手という感じ。
是非これから紹介する他のスタイルも飲んでみてね。
②IPA
正式名称はインディア・ペール・エールです。
イギリスがインドを植民地にしていた18世紀末にイギリスからビールを送るために殺菌効果のあるホップを大量に投入したのが由来と言われています。
強い苦みと香りが特徴のスタイルでアルコール度数は高めのものが多いです。
京都醸造「春の気まぐれ」 BLACKTIDE BREWING「TOHOKU PRIDE」
③ヘイジーIPA
ヘイジーというのは「濁っている」という意味です。その名の通り濁りのあるIPAで苦みが少し抑えられています。その代わり香りがとても強く、ジューシーな味わいが特徴がスタイル。
ジューシーIPAやニューイングランドIPAとも呼ばれています。
BLACKTIDEBREWING「ずんだもちHAZY IPA」
IPA専用グラスなんかもあるのでcheckしてみてね!
④ペールエール
ホップの苦みと香り、酵母のフルーティーさをバランスよく味わえるスタイルです。
イギリス産のホップを使ったイングリッシュペールエールとアメリカ産のホップを使ったアメリカンペールエールなどがあり、世界的にもベーシックなビールの一つです。
ヤッホーブルーイングのヨナヨナエールなんかはこのスタイルです。スーパーでも手に入りやすいし最初に飲んでみるにはとても適したスタイルです。
⑤ポーター
いわゆる黒ビールといわれるものの一種です。
麦芽をローストすることで液体の色も黒くなり、カラメル感やチョコレート感の風味が出るビールもあります。
このポーターという名前は荷物を運ぶ人(ポーター)に好まれたことが由来だそうです。
体力勝負の男たちが好きなガツンと重厚なビールです。
⑥スタウト
⑤ポーターがアイルランドへ渡り生まれたスタイルがスタウト。スタウトっていうのは「強い」という意味です。大麦やモルトを高温で焙煎して使用するためロースト感が強くなっています。「ギネス」という黒ビールが世界的にも有名なスタウトスタイルで創業者のアーサー・ギネスが考案したビールです。
オリエンタルブルーイング「加賀棒茶スタウト」
バレンタインデーにはチョコレートスタウトという種類のビールがおすすめ!
⑦セゾン
「季節」を意味するセゾンはベルギー発祥のスタイルです。ホップを多く使い、スパイシーでフルーティーなスタイルです。
冷蔵設備がまだ無い時代に、夏場の農作業の合間に飲むために作られたのが由来とされておりスッキリと爽やかなビールです。
六甲醸造「セゾン」
⑧ヴァイツェン・ヴァイスビア
ヴァイツェンはドイツの北部の用語でヴァイスビアはドイツ南部の用語です。どちらも小麦麦芽を使うドイツ発祥のスタイルです。当時は小麦の価値が高く「貴族のビール」と呼ばれていたそう。
白ビール(一般的に小麦を使って醸造されたビール)の一種で。バナナのようなフルーティな香りが特徴です。また小麦由来の緩やかな酸味を感じるのも特徴で、苦味がなく、とても飲みやすいスタイルです。
カプツィーナ ヴァイツェン
⑨ホワイトエール
ホワイトエールは小麦を使用したビールの総称みたいな感じ。こちらも白ビールの一種です。苦みが少なく女性におすすめしたいスタイル。
ベルギーのヒューガルデン・ホワイトやアメリカのブルー・ムーンは有名なので飲んだことがある人もいるかもしれません。
伊勢角麦酒 「HIME WHITE」
⑩バーレイワイン
バーレイワインは「麦のワイン」という意味です。木樽で半年~1年熟成させワインのように作られるビールスタイル。
アルコール度数も高く、甘みも強め。色も琥珀色や濃い目の赤茶色になるケースが多く、もうここまで行くとこれはビールなのか?と思ってしまうようなスタイルです。チーズやオリーブとの相性も良いよ(うん、ワインだからね)
バーレイワイン「bread」
新潟でクラフトビールが買えるお店
新潟市や長岡市でクラフトビールが買えるお店は下記の記事をご覧ください!
まとめ
この他にもたくさん紹介したいスタイルがありますがそれはまた今度書きたいなと思います。
スタイルを知ることでもっともっとクラフトビールのことが好きになると思いますし、自分の好きなスタイルが見つかるかもしれません。その時にはもう抜け出せないクラフトビールの沼(笑)
アナタの毎日をきっと輝かせてくれる趣味になるはずです!今日も酔い一日を!