【毎日残業がつらい人へ】仕事から定時で帰るメリットと方法について考察

【毎日残業がつらい人へ】仕事から定時で帰るメリットと方法について考察

2021/2/26

誰しも残業しなくて済むならしないに越したことはないよね

日本人は勤勉で真面目とも言われますが、まじめすぎるところもあります。そして、その真面目さの代償として労働時間が長いのが日本の労働の特徴です。東京に出張に行ったときに、上のサムネイル画像のように夜のオフィスビルが光り輝いていると「まだ頑張っているんだなぁ・・・」としみじみ思っていました。

こちらの記事では、「諸外国における週労働時間40時間以上の労働者の割合」が出ていますが、日本はアメリカに次いで2番目に多いです。

心身の疾患や過労死のリスクを高める長時間労働。日本では、働き方改革や新型コロナウイルス感染症(COVID-19
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しかも、日本の労働者の割合として非正規雇用(契約社員、派遣労働者、パート、アルバイトなど)が多く占めるそうで、労働時間を単純に比較できないとも言われています。正規雇用者だけのデータがあるとすると、もしかしたら最も長い時間働いているのが日本かもしれません。
この辺は分からないですが、いずれにせよ労働時間が長いことは確かです。

労働時間が長いという事は要は「残業」が多くなっているという事。定時が8時間だとすると、そこからさらに働くのは誰でも嫌ですよね。中には毎日残業で常態化してしまっている人もいるはず。つらいと思います。

今回はこの残業をせずに定時で帰るメリットと方法について書きました。私自身、次長という立場でありながら定時で帰る割合が高いです。閑散期は毎日定時で帰ることもありました。その私が振り返ってみて、定時で帰るとどんな良いことがあるか考えをまとめると同時に、なぜ定時で帰れているのか?定時で帰る方法についても考察しました。


こんな人におすすめ(読んでほしい)

  • 毎日残業でつらい人
  • 残業しているけど仕事が楽にならない人
  • 残業することに対して何も感じない人
  • 「定時で帰る=仕事していない」と思っている人
  • 残業がつらいは甘えだと思っている人

定時で帰るメリット

1.プライベートの時間が増える

残業して労働時間が長くなれば長くなるほど自分の時間が失われていきます。1日24時間は誰しも平等に与えられていますが、逆に言うと24時間しかない。労働も含めてそれ以外にも家事育児などで、自分の自由な時間は失われます。労働時間が短ければそれだけ自由な時間が確保できる。毎日残業2時間していたのが残業0時間になれば1日2時間、週に10時間、月に200時間プライベートの時間が作れますね。私はその時間で家事してお弁当作ったり、海外ドラマ観てます。また、早く帰る事ができれば子供を迎えに行ったり一緒にお風呂も入れますね。家事の外注等である意味時間はお金で買う事はできても、買い戻すことはできないので、定時で帰るメリットとして最も重要なことが「プライベートの時間が増える」事だと思います。

2.生産性が上がる

定時で帰る副産物として「生産性が上がる」事があります。定時で帰ろうにも仕事が終わらないと帰れない。日によって波はあれど、自分のキャパシティギリギリかそれ以上の仕事量が基本的にはあるはずです。なかったら個人も会社も成長しない。今の仕事量ができるようになれば、自分の受け持つ仕事はもっと増えてくるはず。それでも定時で帰れるという事は、時間当たりの生産性が確実に上がっているという事です。ずっと同じ仕事しているという事はないはずですから。定時で上がる事が常にできていれば会社にも貢献できているという事になります。

3.後輩が後に続き社風になる

もし自分が上司、先輩の立場で定時で帰れているとしたら、その後姿を見て後輩や部下は後に続くでしょう。そういう社員が増えていくと、それが良き社風となります。残業はコストですから、定時で帰る風潮が広まれば、会社の利益も残りますし、社員の生産性も上がります。好循環ですね。上司や先輩が定時で帰れていないと後輩も帰りづらいので、定時で帰るという社風を作るのは上司、先輩だと個人的には思っています。

4.家庭が平和

これも定時で帰れることのメリットとして家庭が平和であることがあると思います。共働きで子供がいればなおさらです。我が家がまさにそうですが、保育園に子供を迎えに行くのは早く帰れるほうがいく事になっています。定時で帰れる環境があれば、どちらかだけに負担がいくのではなく、お互いの仕事の状況で柔軟に対応できます。そうするとお互いイライラが募るようなことはありません。お互い様ですから。子供の迎えだけでなく、家事、育児全般、定時で帰れて時間があれば十分こなせます。家庭内がギスギスすることはないでしょう。その結果仕事にプライベートでのストレスを持ち込むこともないので仕事が捗ります。好循環ですね。

5.人生が豊かになる

上記すべてをまとめると、定時で帰れると人生が豊かになると言えます。さぁ定時で帰ろう!

定時で帰る方法

1.社内で相対的に上位の存在になる

ここでいう上位の存在とは?
例えば、

  • 上司(管理職)
  • 先輩
  • 圧倒的な結果を出す
  • 社内に1人しかいない存在になる
  • 誰もやりたがらない面倒事をする

こんなところです。
定時で帰る際の障害があるとしたら、例えばですが、お年を召されている人に多いのが「自分の若いころは残業してここまで昇りつめたんだ!」という成功体験を押し付けてくる人。そんな人には時間内で圧倒的な結果を示して残業は必要ない事を証明しましょう。
要は何か言われても自分はやることやっているという事を示すか、それとも何か言われないような存在になるかです。自部署の最上位の役職であれば誰も何も言ってこないはずだし、自分が率先して定時で帰る事で部下も「頑張れば定時で帰っていいんだ!」という考えになり、仕事を頑張るでしょう。(多分)
前提は「やることをやる」「それなりの実力をつけて示さなければ役職に就けない」という事です。
つまり、仕事を精いっぱい頑張るという事ですね。何か(定時帰り)を得たいならそれなりに頑張らないといけないわけです。
私は上位の存在になるためになにか頑張ったのか?と聞かれると、自信をもって「はい!」とは言えないですが、事実として次長という立場にはいますので、最低限やることやっている自負はあります。なので定時で帰ることに後ろめたさはあまりない。そもそも定時で帰っても何か理不尽な事を言ってくるような人はいない素晴らしい会社です。とヨイショしておきます。

2.相手の考えを受け入れ自分の考えを自信をもって言えるようにする

上記のように、何か言ってくる人はいると思います。その際に相手の意見を受け入れる。その上で自分の意見を自信をもって言えるようにすることです。
例えば、自分は普段しっかりやることやって仕事を終えて子供を保育園に迎えに行っています。それに対して「親を頼ればそんなに早く帰らなくてもいいじゃん。自分はそうしてるよ。」と言ってくる人もいます。その時に、「あなたはそうなんですね。でも私はこうなんです。」と受け入れつつも、自分の意見を自信をもって言えることが大事。自信をもって言うにはやることやって結果をださないと言いづらい事もあります。残ってやって仕事している人がいるのも事実だから。やっぱり仕事頑張れ!という事です。
自分が部下でも後輩でも、どんな立場であれ自分の意見は自信をもって言ったほうが良いです。100%同じ考えの人なんていませんから。お互い理解するには自ら発信しないと何も伝わらないです。

3.お互い様だという事を行動で示す

定時で帰るには場合によっては周りの人に協力してもらう必要もあります。その際はお互い様であるという事を行動で示さないといけません。私の場合、次女が生まれた際に長女を保育園に送り迎えする必要があり、繁忙期にも関わらず定時で上がらせてもらっていました。流石に繁忙期は定時で上がる事は少ないですがこの時はどうしようもなかった。今はまだ行動で示せていないけど、後輩や部下にに子供が生まれた際は自分がさせてもらったことを自分が返す番だと思って、定時で帰らせるようにしたいと思っています。何事もお互い様ではありますが、言葉や気持ちだけの感謝だけでなく、行動で示して返す必要があります。そうすることでお互いが定時で帰りたいときに帰れる環境ができてくると思っています。

まとめ

以上をまとめて一言で言うと、「定時で帰るには仕事頑張れ!」という事です。シンプル。
それ以外だと、あまり気にしすぎない、メンタル強くなる必要もあると思います。定時で帰ると、どう思われているんだろうとか考えますよね。私も昭和人間なので「上司より先に帰るなんて申し訳ない・・・」と思っていました。でも、自分が思っているほど周りは自分の事を気にしていないです。忖度は不要。どんな会社のどんな人でも好んで残業して労働時間を長くしているわけないはずなので。

個人にとっても、会社にとっても、定時で帰る事のメリットがでかすぎるので、ステレオタイプ的な考えは抜きで定時で帰る事を意識して仕事に取り組んではいかがでしょうか?残業している事は異常だと断言します。働いても働いても楽にならないのであれば何のために働いているのかわからなくなってしまう。とはいえ、残業が悪であるとは言いません。印刷会社も3月は繁忙期で残業続きになります。忙しいのはありがたい事です。これもある意味では「異常」なのです。ポジティブな異常ですね。この場合は残業してもOKです。繁忙期以外でも必要な事であれば残業すること自体は問題ないと思っています。ここだけは間違えないように。

最後にですが、この記事を書く際に情報収集していたらこんな記事が出てきました。

EXCERPT: ワークライフバランスを普及するために出産わずか3週間後に起業。彼女自身、残業ゼロ、毎日8時間労働を厳守し、仕事と子育てを両立する。限られた時間…
next.rikunabi.com

とてもいいインタビュー記事でした。というか、自分が言いたかったことがギュッと凝縮されていたような感覚。私の記事を読むよりも、上記リンク先の記事を読んだほうが勉強になるくらいです。


何はともあれ、日本政府も働き方改革と言っていますし、定時で帰る環境を手に入れるなら、今がチャンスですよ!