成人式に行きたくない人達へ向けて、実際に欠席した陰キャが伝えたいこと

成人式に行きたくない人達へ向けて、実際に欠席した陰キャが伝えたいこと

あれよあれよという内にもう12月ですよ12月。年末ですね。

ヌマジリ
ヌマジリ

暦の上ではディセンバー!

本日は12月9日。あと20日ちょっとで2022年も終わる……。今年はどんな1年だったかな?

そういえばちょうど1ヶ月後の1月9日は成人の日。新潟市の成人式は毎年この時期に開催されます。

ちなみに今は成人が18歳に引き下げられたので、成人式という名称はなくなり、各地で独自の名称を用いて開催されています。新潟市の場合は「二十歳のつどい」ですね。

中学3年間を共にした学友と久しぶりに再会。みんなスーツや振り袖姿に身を包んで、「お互い老けたな~」なんて旧交を温める一生に一度の式典。

ですが……。

ヌマジリ
ヌマジリ

ぶっちゃけ行きたくない……。

と、思っている方も中にはいることでしょう。

気持ちは十分に分かります。なぜなら僕も成人式に参加していない人間だからです。別用があったとか体調を崩したとかそういうことではなく、単純に行きませんでした。部屋でゲームしてました。

本音では行きたくない。でも、本当に行かなくていいのか? 後悔しないか? 変に思われないか?

今日はこのような悩みを抱える方に向けて「行かない」という選択を後押ししたくこの記事をお届けしたいと思います。

なので、もう行く/行かないを決めている人はここから先を読む必要はありませんし、本音では行きたいんだけど……という人にも必要のない記事になります。

ヌマジリ
ヌマジリ

行きたいなら行けばいいし、行きたくないなら行かなければいいんや。

あと断っておきたいのは、決して成人式をコケにするわけでも、成人式に参加する人を馬鹿にするわけでもないということ! あくまでも、行きたくないけれど決心がつかない人の背中を押すための記事です。その点ご承知おきください。

成人式は行かなくてもいい

成人式に行かなくてもまともな社会人になれる

少し飛躍しすぎかもしれませんが「成人式にも行けないような陰キャは将来ロクな大人になれない」と思ってはいないでしょうか。結論から言えばそれは違います。

まずはじめに僕の思い出話をしましょう。

僕は2015年6月9日に二十歳の誕生日を迎え、2016年の新潟市成人式への参加資格を持っていました。

が、初めからサラサラ行く気はなかったのでその日は昼まで寝て起きてからもゲームしてました。

その晩に行われた同窓会には参加しましたが、雰囲気に馴染めず数少ない一人の友人と共に30分で抜け出し、新潟駅前にある餃子の王将を食べて帰りました。9時前には帰宅したと思います。非常に健全ですね。これには風紀委員長もご満悦。

ヌマジリ
ヌマジリ

あの夜に食べたラーメンと餃子は生涯忘れない。

理解できない人もいるかもしれませんが、世の中には大人数での宴会を決して楽しむことができない人がいるもんです。

僕は成人式どころか大学の卒業式も行かなかったですし、サークルの飲み会、特に他団体との交流会ではあまりの馴染めなさに途中離席し、1時間半外を散歩して時間を潰したこともあります。

ヒトミ
ヒトミ

そんなんじゃまともな社会人になれないよ?

と社会不適合者の烙印を押されたこともありますが、2018年に社会に出て以降、現段階ではクビにも懲戒にもなることなく継続して社会人をやっています。

大丈夫です。成人式行かなくても飲み会脱走しても普通に生きていけます。まあ社会不適合者であるという指摘には反論しきれない部分がありますが……。

ヌマジリ
ヌマジリ

働きたくなさすぎて毎朝布団でジタバタしてるしね。

つまり伝えたいことはですね。成人式に出なかったことが、その後の人生にマイナスの影響を及ぼす事態など発生しないということです。

そもそも行かない人間も結構な割合いる

ヌマジリ
ヌマジリ

周りの人は皆行くのに自分だけ行かないのは……。

はいこれ。これも間違いです。

結論から言うとですね、成人式に行かない人っていうのも結構ざらにいます

僕のような学生生活終わってる系陰キャだけではなく、順調に謳歌した組でも参加しない人はいます。つまり、欠席した存在が悪目立ちすることはないということです。

成績超優秀で体育祭でもバチバチに活躍して応援団もやってクラス委員も生徒会もやって……みたいな学年1の人気者であれば……。

フジタ
フジタ

あれ? ○○来てないの? マジ? なんで?

と話題なるかもしれませんが、僕らはそっち側の人間ではないじゃないですか。

参加してはじめて「ああ~居たねそういえば……」とぎりぎり思い出してもらえる可能性があるくらいの存在感が僕らです。

だから欠席してもそれに対してとやかく言われるということはなく、そもそも思い出されません。なので安心して部屋でゴロゴロしていましょう。

参加しないという選択も一生に一度のもの

僕は早い段階から成人式には行かないと決めていてそれを公言もしていましたが、そうするとやはり

オハナ
オハナ

一生に一度の機会なんだから行かないと後悔するよ?

などと言われることもありました。でも大丈夫です。後悔してません。

まず行かなきゃ後悔するかもしれないと言いますが、行っても後悔するかもしれません

どちらにしたって後悔のリスクがあるのは同じです。なら、交通費や時間が浮く分行かない選択の方がお得ですよね。

どうですかこの理知的な判断は。感情で「行きたくない!」というよりも行かない理由としてしっくりきたりしてませんか? 

ヌマジリ
ヌマジリ

リスクとコストを天秤にかけて比較する……う~んこれぞできるサラリーマン。

あと「一生に一度」という部分ですが、確かに成人式に参加できるのは一生に一度しか味わえないことですが、成人式を欠席するのも一生で一度しか体験できないことです。

どちらの経験も等しく価値のあるものであり、なんなら選ぶ人が少ないという点では成人式に欠席する方が貴重であると言えます。就職面接でも自己PRに使えるね(注:使えません)。

どうしようもない場合の対策

欠席を迷っている理由が自分の欠席だけであればまあ良いのですが、中には「親を悲しませたくない……」と考える心優しい方や、「絶対参加しなさいと言われている……」と絶望的な状況にある方もいるかもしれません。

幸いにして僕は両親や祖父母がどう思うかなんてこれっぽっちも気にしない親不孝者だったので大丈夫でしたが、同士が苦しんでいる姿を知らぬふりできるほど人でなしではありません。

シャモト
シャモト

親不孝者という時点で十分に人でなしでは?

というわけで、そんな方々に向けて対策を考えてみました。

おススメ案:仮病

いくらなんでも病気で苦しむ人を無理やり成人式に引っ張り出す人はいないはずです。

なので揉めることなく欠席したいのであれば仮病が一番です。朝起きてげっそりした顔で、

ヌマジリ
ヌマジリ

あーヤバい寒気する。頭も痛い……。

とでも言っておけば、誰にも文句言われることなく1日自室でのんびりできます。

当日いきなり体調を崩したことにすると「ん?」と思われてしまうかもしれないので、2~3日前からケホケホ咳をしておくとか冷えピタを張っている姿を見せるなどの伏線を張っておくと良いかもしれません。

折衷案:出かけるだけ出かけて式には行かない

ヌマジリ
ヌマジリ

ここまで育ててくれた両親には、元気よく成人式へ出かける姿を見せたい……。

男性にしか使えない手法ではありますが、そんな場合はとりあえずスーツを着て出かけるだけ出かけましょう。そんで会場には行かず、映画でも見に行きましょう。

映画でなくてもネットカフェで漫画読んでも良いですし、パチンコでも良いじゃないですか。

これは社会人の先輩としてお伝えしたい裏情報ですが、スーツ姿で遊びに行くのってなんかテンション上がりますよ。

午後半休の時にたまにやっていましたが、まるで仕事をサボっているかのような背徳感がたまらないんすわ。

最終手段:暇つぶし道具をもって会場入り

新潟の冬は特に天気が悪いので、気を使って会場まで送り届けてくれる優しい親御さんもいることでしょう。

その場合は最終手段として、鞄の中に本とかゲーム機を忍ばせていきましょう。そしてトイレにでも引きこもって、式が終わるくらいまで時間を潰すしかないです。

僕も大学時代、参加を避けられない飲み会などの際にはポケットに必ず文庫本を忍ばせていました。あのお陰で苦なく時間を過ごすことができたんだ……。

中々苦しい、最後の最後に使う方法ですが、自衛として忍ばせておきましょう。

胸を張って成人式を欠席しよう

さて、色々と書いてきましたが伝えたいことはただ一つ。

ヌマジリ
ヌマジリ

成人式は別に欠席してもよい!

行く義務があるものでも、行かなかったからといってどうにかなるものでもありません。

なので余計なことは考えず、心の赴くままに参加不参加を決めましょう

迷っていると言っても、「本当は行きたいけど……」「できれば行きたくないけど……」等、心の奥底では気持ちの指針がどちらかに振れていることが多くないですか? それに従えばいいんです。

もし本当にその気持ちが50対50であるならば、コイントスででも決めちゃえばいいんですわ。大学2年次の主専攻決め、3年時のゼミ決めを共にあみだくじで決めた僕が言うのだから間違いない。

そんなどうしようもない人間でも普通に生きていけます。世の中意外となんとかなるもんだ。