【簡単】PowerPointでのブログやサイト記事のサムネイル画像作成方法

【簡単】PowerPointでのブログやサイト記事のサムネイル画像作成方法

2021/1/18

ブログ執筆者やオウンドメディアのライターとして活動し始める際に、まず避けて通れないのが「サムネイル画像をどうするか?」だと思います。できるだけ手間をかけずに簡単に、でも目を引く画像を作って設定したいはず。そんな時に多くのPCに入っているソフト「PowerPoint」で手軽にサムネイル画像を作れたら最高じゃないですか?
という事でPowerPointでサムネイル画像を作成する方法をまとめました。

読まなくても中身が分かる予想できるサムネイル画像が理想

私たちが普段何気なく見ているインターネットサイト。検索で欲しい情報を見に行くこともあれば、SNS等で流れてきて閲覧することもあるでしょう。入り方は様々。でも、そのサイトを見るかどうかの判断は、「タイトル」「サムネイル画像」によるところが大半なのではないでしょうか?
つまり、この記事もそうですが、こういった記事を閲覧してもらうには「タイトル」と「サムネイル画像」がとても重要だという事です。オウンドメディアの記事やブログなどなんでもそうですが、どんなに内容が良くても、この二つが良くないとまずクリックしてもらえないので、よく考えて作り上げないといけません。
その中でも、本記事では「サムネイル画像」に焦点を当てます。 大抵のオウンドメディアやブログ、ニュースなどのメディアの記事にはテキスト情報だけでなく、「サムネイル」と呼ばれる目を引く画像が一緒に表示されていると思います。

そもそも、「サムネイル」とはどういう意味なのでしょうか?

サムネイル(英語:thumbnail、サムネールとも表記される)とは、画像や印刷物ページなどを表示する際に視認性を高めるために縮小させた見本のこと。 親指(thumb)の爪(nail)のように小さく簡潔であるという意味から来ている。

サムネイル – Wikipedia

ちょっとわかりづらい。要は、


サイトにおけるサムネイルとは、その画像を見て記事の中身を見なくてもある程度何が書かれているか内容が分かる画像


と、私は定義しました。

確かに、視覚情報として真っ先に入ってきやすいのはタイトルのようなテキストよりも画像だと思います。最終的にはタイトルももちろん読んで自分にとって有益な情報そうなのかどうか判断してからクリックするかどうか決めますが、第一印象は画像が強烈にインパクトを与えるはずです。だからサムネイル画像で中身を読まなくてっも内容が分かる、予想できるようにすべきです。

例えば、この記事のように「PowerPointでサムネイルを作る方法」を探していたとして、サムネイル画像が「Excelのアイコン」だったら誰も見ないですよね。そういうことです。

PowerPointでサムネイル画像を作る方法

ではここからPowerPointでサムネイル画像を作る方法を解説していきます。作る際に注意すべき点などもまとめて行こうと思いますので併せて参考にしてください。
解説は本記事のサムネイル画像作成手順を基に行っていきます。

0.用意するもの

まずはサムネイル画像を作るにしても必要なものを揃えましょう。

  • PowerPoint
  • 画像
  • タイトル文
  • フォント

PowerPointは2013以降が良さそう

どのバージョンでも構わないですが、私が2013で作成しているので。これ以上のバージョンであれば本記事で解説していることができないという事はないでしょう。2013より前のものでも同じことができれば問題はありません。
ただ、2010以前のものはサポートが切れています。(2021年1月現在)よって、やっぱり2013以降が理想です。できるだけ新しい方ができることは多いと思います。

画像はフリー素材サイトか撮影した写真を使う2021年

画像はインターネット上で適当にダウンロードしてきたものでは著作権上アウトなものがありますので注意です。商用利用等の使用上制限のないフリー画像サイトでダウンロードか、自前で撮影した写真等で揃えましょう。
フリー画像サイトであればできるだけ同じサイトを利用したほうが統一感があります。サイト上で記事一覧にしてサムネイル画像が並んだ際に見栄えが良いです。

フリー画像サイトはいくつかありますが代表的なのはコチラですかね。



写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK


写真だけでなく、姉妹サイトでイラスト等もあります。自身のサイトのテイストでどの画像を使うかは変わってくると思うのでお好みでどうぞ。
因みに、この記事の画像は以下でダウンロードしています。


Beautiful Free Images & Pictures | Unsplash


海外サイトですが、欲しい素材のキーワードを英語で検索すると結構ほしい画像がパッと出てきます。個人的な感想なので参考程度にしてください。自分で英語化できない難しいキーワードは、日本語をGoogle翻訳で英語にして検索しています。
今回は「presentation」で検索して出てきたこちらの画像を使いました。

なるべく視認性の高い太字系のフォントを選ぶ

画像に文字を配したいのであれば、太字系のフォントにしたいところです。画像でパッと視認させるためには細文字や小さい文字だと難しいので。画像だけで内容が分かるようにするには文字もそれなりに目立つ必要があります。
ゴシック系のフォントが良いですね。明朝系だと難しいかも。このフォントもサイトのテイストで選べばいいと思います。使うフォントはいくつか用意してなるべく統一したほうが見栄えが良いと思います。セナポンでも母体が印刷会社という事もあって、フォント選定には拘りました。といっても、最初はフリーでダウンロードできるフォントで構わないと思います。気を付けるべきは漢字に対応していないフォントがある点ですね。
フリーフォントがダウンロードできるサイトをまとめたサイトを貼っておきます。


2021年用、日本語のフリーフォント445種類のまとめ -商用サイトだけでなく紙や同人誌などの利用も明記 | コリス


また、フォントを使えるようにする方法はコチラで。


インターネット上でダウンロードしたフォントを使用したい|ネットの知恵袋|フレッツ光公式|NTT西日本

1.サムネイルは縦横比1:1.91で作成し見切れて欲しくない情報は中央へ

画像サイズは何でもいいわけではありません。サイズというのは容量などのデータサイズではなく、縦横の大きさです。特に比率は注意です。SNS等で拡散を狙うのが今どきの記事の運用手法だと思うので、SNSでリンクを貼った際に画像がどう表示されるのかも意識して画像を作成しなければならないです。
結論から言うと、縦横比を「1:1.91」にするだけ。ピクセルサイズは横1200ピクセル×630ピクセルです。PowerPointのスライドサイズはピクセルではなくcmなので、返還するとスライドのサイズは横31.75㎝×縦16.67㎝で指定します。
2013ではこんな感じ。


ここに画像を入れます。最初に横サイズで拡大縮小して合わせて、次に上下をトリミングします。

画像は中央になるように配置。

そしてタイトルを入れます。必ずタイトルを入れないといけないわけではないですが、私は入れました。
フォントはゴシック系で太字に。文字の枠線、影などの装飾も入れて画像背景に載せた際に見づらくないように加工します。配色も大事。この辺はセンスです。私はセンスないのでセナポンメンバーが作ったサムネイルのパクリデザインです。一応PowerPointのロゴデータもマイクロソフト社の公式データをダウンロードして入れました。

課題であるSNS等のシェア時の配慮した画像の作り方も実は簡単です。要は大事な情報は真ん中に配置すればいいのです。SNS等でシェアした時に画像が見切れてしまうのは左右両サイド。一番小さくなるサイズで正方形型なので、中央に正方形型にした範囲に情報をいれるだけでOK。

こんな感じで正方形になっても文字が見切れることはありません。文字サイズ的にこの場合だと正方形になったら可読性はかなり無くなりますが画像のプレゼンしている感じは分かりますね。プレゼン=パワポの認識は強めだと思うので連想しやすくないかな?今回はパワポのロゴは切れてもOKとしました。(パワポロゴは真ん中配置でもよかったか・・・。)


2.書き出す際の画像ファイル形式は.png

もうサムネイル画像は完成しましたが、最後に書き出し時の注意です。書き出しは「png」というファイル形式を選択してください。
書き出し方は以下の通り。

画像ファイル形式はpngかjpegかで意見が分かれるようですが、WEB業界で10年以上やってきたセナポンのWEBマスターカイヅがpngと言っているのでセナポンではpngで統一しています。
ひとまず、画質を担保できるpngを使っていれば間違いないという事だと思います。ただ、画像の容量が増えていき重くなっていくと、記事の画像の表示スピードが遅くなってSEO的に不利になるので、注意が必要です。

あとは、Wordpress等のツールに取り込んでサムネイル画像を使います。

ピクセルの数値も狙い通りです。
これでサムネイル画像の作成は終わりです。

番外編:セナポンが作成したデザイン参考例

最後に、PowerPointでのサムネイル画像の作り方は分かったけど、デザインに不安があるよ・・・。という方、私もそうです笑。
ということで、セナポンリーダーオハナが作成したサムネイル画像をデザイン例として公開しておきますので参考にされてくださいませ。

まとめ:PowerPointでも意外とサムネイル画像は作れる!

ということで、「【簡単】PowerPointでのブログやサイト記事のサムネイル画像作成方法」と題して紹介してきましたが、意外とサムネイル画像が簡単に作れそうだという事が分かっていただけたのではないでしょうか?
サムネイル画像でクリック率も変わってきますから、しっかり作りたいところではあります。
ただ、サムネイル作成に絶対はありません。例えば、必ずデザインは見切れないように中央配置にしなければいけない、というわけではない。セナポンの記事のサムネイル画像もいろんなデザインがあり、すべてが中央配置ではありません。作成する際に、意図するところがあればどんなデザインでも良いと思います。考えなしでは読み手には伝わらないという事だけは確かです。

サムネイル画像の作り方をやってきましたが、記事はやはり中身が大事。サムネイル画像に凝ってもいいけど、凝りすぎてその分内容がスカスカにならないように注意したいですね。だから、サムネイル画像も絶対にタイトル名を入れないといけないわけではないし、画像だけで内容が分かるような適正な画像が見つかったとしたら、サイズ調整だけしてそのままサムネイルに使う事も有だと思います。実際、まだGoogleは画像の認識はそこまで発達していないので、画像内の文字も解読できないし、画像に関してはSEO的に影響していないのではないかと言われています。有名ブロガーの中でも無加工で画像のみのサムネイルにしている人もいます。それでも莫大なPVを稼げているのは内容の品質と基本のSEO対策がきちんとされているから。画像もSEOも全部大事ですが、過剰な時間かけるくらいならその時間で記事本数を増やしたほうが良いと思います。あくまでも個人的に。

あと、慣れてきたらPowerPointよりも絶対にillustratorの方が簡単にサムネイル画像を作れると思います。品質も高め安定します。ライセンス購入で結構なお金がかかりますが余裕が出来たらおすすめです。

駆け出しのブロガーやライターの方に、少しでもこの記事が役に立てていれば幸いです。