セナポン成長日記③オウンドメディアの社内理解について

セナポン成長日記③オウンドメディアの社内理解について

2021/1/18

こんにちは!オハナです。

前回のセナポン成長日記では、サイトのコンセプト、ターゲット、タイトルをどのように決めたかということについてご説明しましたが、今回は「オウンドメディアの社内理解」についてお話ししたいと思います。

現在私たちが務める会社の営業部は現在「既存チーム」と「新規チーム」に分かれています。
セナポンメンバーのフジタジョーカは営業部「新規チーム」に所属してるんですが、その新規チームで新たに行う新規事業としてオウンドメディア事業を行うこととなり、「セナポン~背中をポンっと押すメディア~」が誕生しました。(そして文章を書くのが得意なコイケヌマジリが招集された)

とはいってもオウンドメディアを始めよう!と決めたのは私たち新規チームのメンバー。営業部全体や、会社全体で決めたわけではありません。
なので、他の人からしたら「オウンドメディア」ってなに?あの人達は一体どんなことをしているの?っていう状態だと思うんです。

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君たちは、いったい、何をされてる方なの?
(和田アキ子構文)

同じ社内にいて同じ懐からお給料を貰っている人間として、社内に何をしているのか分からない人たちがいるのは結構気になることだと思うし、「あの人たちは何をしているんだろう?」っていうひっかかりが残ったままだと、社内の人達には応援していただけないのではないだろうか、と改めて思いました。

それに、うちの会社に限らず、オウンドメディアは社内理解を得られるのが難しい事業でもありますこちらの記事でもお話しした通り、オウンドメディアは成果が出るまでにすごく時間がかかると言われているんです。オウンドメディアで稼ごう!記事広告を貰おう!広告欄を売ろう!といっても、サイト自体の知名度がない最初のうちはそんな依頼は来ないので、ほぼ利益は得られないし、投稿する記事の内容によっては「遊んでるんじゃないの?」と思われてしまう可能性もあります。(私たちはそんなにお堅い内容の記事を書こうとは思っていないですし…)

こうして、結果が出るのに時間がかかる、更に社内の理解も得られていないという状態になると、この事業をやめざるを得なくなってしまいますよね。オウンドメディアは根気よく続けることが大事なのに…
だから、そう簡単に結果が出るわけでないオウンドメディアを続け、成功させるためには、社内の理解を得ることが必要不可欠なのです

そこで今回は、どうやったら「セナポン」が社内の人に認めていただけるのか、応援していただけるのか。また、私たちは社内の人たちについてどう思っているのか。オウンドメディアの社内理解について私が色々考えていたことをこの記事でしっかりとお伝えしたいと思います。
(すごく個人的なことを綴っているので、ノウハウをお伝え出来る系の記事ではありませんが、よろしかったら参考までに読んでみて下さい。)

新規チームに入ってから感じたこと

初めに、弊社の社長はとても優しくて心が広いので、社員がやりたいと言ったことは大体やらせてくださいます。なので、今回このオウンドメディア事業を始めたいと言った時もすぐ「やってみなさい」と言って下さいました。

そしてこのオウンドメディア事業にメインで関わらせていただくことになった私は、元々担当させていただいていた既存のお客様の数を随分減らしていただき、この事業に取り組む時間を多く作れることになりました。その代わり、今まで私がやっていた業務は他の方が引き継いで下さることになり、その方はやるべき業務が増えることとなります。
私には「引き継ぐって決まったことだから~」と言って下さいましたけど、今まで以上にやることや残業が増えて本当に大変なはずです。

そして、私たちは今まで自分がやっていたお仕事を他の方がやって下さっているから今まで通りのお給料をいただくことが出来ています。

本当に、感謝、感謝です。お給料がきちんといただける環境の中で自分がやってみたいと思っていたことをさせていただけるなんて、本当に幸せなことです。

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オウンドメディアやるぞ!と声をかけてくれたこの方にも感謝

しかし、引き継がれた側の人からすれば、ただ単に仕事が増えただけ、しかも「オウンドメディア」なんて言葉聞き慣れないし、何をやっているのかよく分からない。俺たちに仕事押し付けて、毎日一体なにをやってるんだあいつら!?って気持ちになるかなと思うんです。(思ってなかったらごめんなさい。)
そして私自身も、私が引き継いだお客様の仕事を黙々と片付けて下さっている方々の姿を見ると、なんだか「本当に申し訳ない…」という気持ちになってしまいます。「セナポン」の活動はきちんと社長に許可を得た上で行っているし、ちゃんと動いてもいるし、悪いことはしていないはずだけど、まだ何も結果を出していないのでどうしてもそう思ってしまいます。成功したい!私たちなら出来る!という気持ちもある反面、もし成功しなかったら既存チームの人たちに申し訳ない、成功しなかったらどうしよう、という不安から、ネガティブな思考に陥ってしまうこともあるのです。そうすると既存チームの人たちにどんどん話しかけづらくなっていきます。

こんな感じで同じ会社にいるのに、オウンドメディア事業に取り組む人とそうでない人の間に、このままどんどん溝が出来ていってしまう…そんなのはすごく嫌でした。

セナポン成長日記を始めたもう一つの意味

サイトを公開する前に、サイト作成までの様子を公開していたnote「セナポン成長日記」は、サイト公開前にファンを作っていくためというのが一番の目的ではありますが、私たちが今現在どんなことを、どんな思いでやっているのかということを社内の方々に分かっていただくために始めたという背景もあります。

何をやっているか分からないと応援のしようもない。だからnote「セナポン成長日記」を通して、具体的に私たちが何をしているのか、このオウンドメディア事業にどういう思いを持って取り組んでいるのかを知っていただけたら嬉しい。そして私たちは、支えて下さっている皆様に対して常に感謝の気持ちを持っているということ取り組ませていただくからにはしっかりと結果を出さないといけないなという強い気持ちがある、ということは覚えていてほしいです。今私たちが活動出来ているのは皆さんのおかげです。本当に、ありがとうございます。

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感謝、感謝なのです…

私が本当にやりたかったことが、今、出来ている

少し話題はそれますが、私は今このオウンドメディア事業に関わることがすごく楽しくて、初めて仕事に「やりがい」というものを感じています。

注意してほしいのですが、今までやってきた仕事が楽しくなかった訳ではないし、否定する気持ちもありません。今オウンドメディア事業でやっている仕事が、私の好きなこと(得意なこと?)だったというだけです。
少し自分の話になってしまって申し訳ないですが、私は就活をする際、本当は新潟の雑誌の編集者というか、ライター系のお仕事をしたいと思っていました。理由としては、新潟のことがすごく好きで、これからもここに住み続ければもっと好きな部分が見つけられそうだと思ったことと、私は自分が良いと思うものに対しての熱量は誰にも負けない!と思っていたので、自分が良いと思ったものをたくさんの人に伝えるお仕事がしたいなって思ったからです。なんか文字で書きだすと「お前は何様だ!」って言いたくなるような志望理由ですが(笑)、自分が他に誇れるところというか…自分の強みだと思える部分がそこしかなかったんです。

でも大学では全然違うことを学んできたし(保育を学ぶ学科でした)、雑誌系の会社は厳しいよ~と大学のキャリアセンターの方にも言われたので、「そうだよな…」と諦め、「それなら広告だ!」と広告系の会社を受けるも落ち、「それならその広告を形にする印刷だ!」と思って今の会社に就職したわけです。でも、当たり前だけど印刷会社は印刷しかやりません。(笑)多少企画に携わらせていただく機会もあるようなのですが、私が1年目に既存チームでお仕事をさせていただいた中で、そのような案件はありませんでした。

しかし2年目、新規チームに入ってオウンドメディアを立ち上げることになり、なんと、自分たちのメディアで記事を書くことが今の私の仕事になっています。何にも妥協していない純粋な夢が、印刷会社に就職したのに叶ってしまっているんです。(まだ始めたばっかりのペーペーメディアなので、それで稼いではいないけど…)
なんか、もう、ものすごく感激!という気持ちです!私にとってオウンドメディアはやりたかったことドンピシャすぎて、毎日「仕事、楽しいなあ」と思っています。そして悩んでいます。他の社員の方々に申し訳ない…と。

オウンドメディアで会社の人全員は救えないと思っていた私に、編集長フジタがかけてくれた言葉

私以外の方々の状況は何も変わっていない、むしろ仕事が増えて大変になっているわけで、オウンドメディアをやる以前の私のように、漠然とした不安が常に付きまとっていながらずっと仕事することになりますよね。

「セナポン」を立ち上げた意味として「みんなに希望を与えるメディアにする」とフジタが書いたセナポン誕生秘話に書いてありますが、これからどんなにセナポンが大きくなって収益が得られたとしても、私達以外の人たちのやることは変わらない。だから、たとえセナポンが成功したとしても会社とセナポンメンバー以外の人たちは得しないんじゃないか、希望なんて与えられないんじゃないか、そんな中応援するとかどう考えても無理じゃん。どうしたらいいんだって…そんなことをぐるぐる考えてしまっていました。

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悩んでおりました

その気持ちを編集長フジタに相談したところ、帰ってきたお言葉がとても素晴らしく感動したので、そのまんまシェアしちゃいたいと思います。

オウンドメディア事業大きくすることが出来たら雇用も作れるんだよ。あとは既存事業の仕事も作れるんだよ。それって今の会社の人たち救うことにならないかな?みんなそれでお給料もらっているんだから。
私はウィザップ(弊社)の人たちみんな救ってあげたいと思っているよ。みんなが主体性をもってワクワクして仕事できるような環境にしたい。
それを実現するためには価値に見合った見積(単価)の仕事じゃなくちゃいけないし、受注産業から脱退してお客様と対等な関係の仕事じゃないと無理だと思うのね。言われた通りの単価の上がりづらい仕事をして利益が出なくて給料が上がらない今の状態ね。
あと最初は文句言われると思うし悪く思われると思う。そこはもう覚悟してやるしかない。たまにはやる気そがれると思うけど、目的を忘れずに成功を信じて継続しましょう。そのために誰よりも勉強してオウンドメディアを事業として成功させましょう。

…….いやあ、ほんとその通りですねよ。

今のままの仕事をして利益が出なくて給料も上がらない、この状態を変えるためには、価値に見合ったお金をいただける仕事を取ってこないといけない。そのためには、「受注産業から脱退してこちらが主導権をにぎれるような仕事」を自分たちで作っていかなければいけない。そしてその道を先陣切って進んでいかないといけないのが私たちなんですよね。

私たちがその道を切り開いていって成功することが出来れば取ってこれる仕事の質も上がるし、売り上げを資金にして更なる挑戦が出来たり新しい人を雇うことも出来る。そうなったら、会社全体がワクワクする方向に向かっていけるような気がします。
なんだ、オウンドメディアやる意味あった!良かった、ほっとした。

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なので、そのような会社を目指して、まずは私達から変わっていきます。今はまだ何も結果を出していないし、ただ私達がわちゃわちゃしているだけに見えるかもしれないけれど、誕生秘話にあるように、「何でこうなってしまったんだろう」っていう雰囲気の中で仕事をするのはもう嫌なんです。希望を持って入ったはずの会社で、まだ何年も働いていないのに「転職」という2文字がずーっとうっすら頭に浮かびながら毎日仕事をする、そんな日々が嫌なんです。この空気を、まずは私たちが変えていきたいんです。ワクワクしながら仕事がしてみたいんです。

自分勝手ですみません。でも、挑戦したい!このような私たちの想いが、いずれは社内全体に広がればいいなと思っています。時間はかかるかもしれないけれど、ちゃんと結果を出して会社に還元していきたいと思っているので、見守っていただけると嬉しいです。

今日はこんなところで終わりです!
次回はネタ出し、ネタ選定、記事のカテゴリー決めについて話していきたいと思います!

では、バイバイぽ~~ん!