突然ですがみなさん、ちょっと考えてみてほしいんですが、
1年の中で一番好きな月はなんですか?
という質問をされたとしてですね。
やっぱりビールは暑い時期が美味いから、8月で!
10月くらいが一番好きです。熱すぎず寒すぎずで過ごしやすいですし、紅葉も始まるシーズンなので。
4月ですかねー。新年度の始まりということもあって、フレッシュな気持ちになれます。
12月! クリスマスって最高でしょ!
まあこんな感じの意見が上がるんじゃないかと思うんですよ。
ですが、一体ここでどれだけの人が「6月が1番好き!」と言うのでしょうか。
これはあくまでも僕の主観ではありますが、6月って1年間で最も不人気な月なのではないかと思っています。だってね、ホラ。
雨ばっか降るし。
そのくせ気温は高いし。
そんでもって湿度も高くて不快だし。
とどめに祝日がねえし!!
そう、皆さんカレンダーを見てください。6月って祝日がないんですよ。
現在12ヶ月の中で祝日を持たない月は6月と12月なのですが、12月は少し前まで天皇誕生日がありましたし、そもそも年末年始の休みがあります。
6月だけが1年の中で唯一特別な休みを持たない月なのです。
つまりまとめると、6月は天気が悪くて過ごしにくくて、おまけに休みが少ない月ということになります。う~ん確かにこれは不人気でもおかしくないかもね……。
しかし、越後一の博愛主義者と名高い僕はそんな6月をどうしても見捨てることができないのです。
そこで今回は、そんな6月に救いの手を差し伸べ、皆さんに6月のことを好きになってもらえるような情報をお届けしたいと思います。見てやってくれ……。
目次
6月って実はこんな良いところがあるんだぜ
スケープゴートに徹する優しくも不憫な存在
6月が嫌われる要因となっている大きいところが梅雨だと思います。まあ嫌だよね、熱いしジメジメするし、雨ばっかだし。僕も好きじゃないです。
特に新潟は元々が雨の多い土地柄。梅雨の時期なんて本当に毎日毎日雨が降って嫌になります。
でも、実は梅雨って6月だけじゃないんだよね。
梅雨入り梅雨明け予想を見てみると、地方にもよるけれど梅雨っていうのは大体5月中旬~7月中旬までの2か月間を指すんです。つまり……。
6月だけが梅雨じゃない!
真ん中である6月が梅雨の象徴みたいに思われてしまうのは致し方ないかもしれませんが、それにしたって5月と7月に梅雨のイメージが全くなくないですか?
むしろ5月はまだ春で穏やかな気候、7月は夏の始まりって感じで爽やかなイメージがあります。でもこいつらも梅雨の一端を担ってるからね。
でも5月、7月がやり玉にあがることはない。それはなぜか。
そう、ヘイトをすべて6月が受け止めてくれているからなんだね!
ああ、なんと美しい自己犠牲……! 他月のために自分の身を盾にするその献身……! 私のことは嫌いでも、一年間のことは嫌いにならないでください……!
僕は感動で震えました。きっと皆さんもそうでしょう。涙すら流す人もいるはずです。
そしてその涙すら、6月の雨が流し去ってしまうのです。あくまでも自分はスケープゴートだから……と。
1年で愛が生まれる1か月
6月といえば! と聞かれたとき、先に挙げたネガティブなイメージの他に出てくるものがあるとすれば、「ジューンブライド」ですかね。
元々これは欧米にあった「6月に結婚すると幸せになれる」という言い伝えから来ています。なんでも結婚をつかさどる女神が6月を守護しているんだとか。
1960年台後半にブライダル業界がこの信仰を日本にも持ち込み、今では全国的に浸透している言葉と概念になってますね。
さらにですよ、6月の第一日曜日はなんと「プロポーズの日」として制定されているんです。これはもうウェディング月間と呼んで差し支えないのでは?
つまり何が言いたいかというと、6月という月は沢山のカップルが愛を誓いあっている月だということです。
何でもない普通の日も、どこかで愛が成就しているのだと考えると心が温かくなりますよね。めでたい!
うん! めでたいめでたい! めでたいから一人で焼肉食うわ!
さらに恋も成就させちゃうキューピット
6月の満月には名前が付けられているのを知っていますか?
その名も「ストロベリームーン」。名前の通り赤味がかった月のことで、この時期によく見られます。
たまに夜空を見ると「あれ? 今日の月はなんか赤いな……」と感じることありません? 正直ちょっと怪しくて怖さも感じますが、ストロベリームーンという名前を聞くと可愛らしく思えてきます。
そんでもってですよ、このストロベリームーンには「恋愛を成就させる」というパワーがあるんだそうです。
ジューンブライドにストロベリームーン……。
えっ……? 6月って恋愛も結婚も応援してくれるの……? マヂ神じゃん……!
ということですね。ほーらほらほら、君たちはもう6月に足向けて寝らんないね。
満月が昇る6月の夜……。世界中で数多のカップルが誕生していることでしょう……。
うん! めでたいめでたい! めでたいから一人でしゃぶしゃぶ食うわ!
あの世界的大スターたちの誕生日が!
世の中には「○○生誕祭!」と称し、自分の推し(実在の人物、架空のキャラクター問わず)の誕生日を祝う習慣がありますね。
他人の幸せを自分事のように喜ぶ、とても素晴らしいことだと思います。
ところで、6月某日は世界的に有名なとある3名のビッグネームがこの世に誕生した日であるということをご存じでしょうか?
その日とは……6月9日。そしてこの日に生を受けたビッグネーム。
1人目はディズニーが生んだ世界一有名なアヒル、ドナルドダックです。
6月9日はドナルドダックのお誕生日!2022年はパートナーとシェアできるおしゃれアイテムが登場!-Disney STORE
流石に写真は載せられません!
1934年6月9日にドナルドは初めて映画に登場しました。タイトルは「かしこいメンドリ」で、当時は脇役だったそうです。
調べて初めて知ったんですけど、彼って軍人なんですね。声が聞き取りづらい愉快なアヒルのお兄さんだと思ってました。
そして2人目は、世界最大の映画スターであるジョニー・デップ。彼は1963年6月9日に誕生しました。
ジャック・スパロウ、チャリチョコの工場長など、映画にまったく詳しくない僕でも彼の名前と演じたキャラクターのいくつかを思い浮かべることができます。
本当に有名なスターっていうのは、界隈に明るくない人にもその名前を知られていますよね。ジョニー・デップはまさにそんな大スターです。
そして3人目は日本の新潟県で暮らす成人男性のサダハル・ヌマジリ。彼が誕生したのは1995年の6月9日。
出されたご飯は残さないが信条のナイスガイで、店員さんには絶対に敬語を使うことを意識しているんだとか。
休日はラーメンを食べてゲームか昼寝をすることが多いそうですよ。
そう、6月9日とはこの3名の大スターが誕生した日なのです。めでたいですね。パレードしましょう。前夜祭と後夜祭もやりましょう。その3日間を世界的な祝日にすれば、6月祝日ゼロ問題も解決ってもんです。
皆さんいいですか? ロックの日(6月9日)は、ダックとデップとヒップのバースデイ、ですよ!
次の6月9日が楽しみだね! ね!!
ほーらほらほら、どんどん6月が好きになる
というわけで今日は何かと不遇な6月の魅力的なポイントをお届けしました。どうかな? これでみんなもかなり6月のことが好きになったんじゃないかな?
もちろん、他の月と比べて6月は辛い点が多い。でも、それと同じくらい素敵なところが沢山あるんだよね。
悪いところだけじゃなくて、良いところに積極的に目を向けるようにすれば、それを受け取る僕達も幸せになれるってもんだ。
それじゃあ、改めてみんないいかな?
1年の中で一番好きな月はなんですか?
6月!! 6月!!!
6月以外ありえません!
6月であることは確定的に明らかですね。
6月しか勝たん!
う~ん、いい返事だ。これからも6月をよろしくね。