こんにちは！映画大好きオハナです。
「仕事が忙すぎて頭が痛い」
「プライベートでうまくいかないことがあって心がすさんでいる」
「家族とケンカして胸にモヤモヤが残る」
など、心がちょっと荒れ模様のとき、皆さんはどんなことをしますか？
とにかく寝て体力を回復させたり、信頼できる人に心の内を吐き出したり、パーッと飲んで忘れたりと、気分を上げるための方法はたくさんあるかと思いますが、私は「音楽が最高な青春映画」を観て気持ちを切り替えることが多いです。
爽やかな青春ストーリーに浸ると気持ちが若くなって「私も頑張ろう！」と思えるし、映画が終わった後も作中に出てきた音楽を聴けばちょっと気分が良くなります。
ということで今回は、私おすすめの「音楽が素晴らしい爽やかな青春映画」を5作品紹介します。今気分が沈んでいる人も、そうでない人も、気になったらぜひ参考にしてみてくださいね！
音楽が素晴らしい！爽やかな青春映画おすすめ5選
1.シング・ストリート
あらすじ
映画.comより
大不況にあえぐ85年のアイルランド、ダブリン。14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナの大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。慌ててバンドを結成したコナーは、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓を開始するが……。
2015年製作／106分
下記の記事でも紹介して、「私の好きな映画ベスト4」にもランクインしているこの映画。青春音楽映画というジャンルで言えば、かなり多くの人がこの映画の名前を上げるのではないでしょうか？
「好きな女の子のためにバンドを立ち上げる」という超王道のストーリー展開がたまらないし、出てくる音楽ももれなく全曲良い。しかし、ただ爽やかな恋愛模様や音楽シーンが描かれるだけでなく、不仲な両親に振り回される子どもたち、兄弟間での憧れ・妬みの感情、学校生活への鬱憤なんかもとっても丁寧に描かれています。特に兄弟でのシーンは大好きですね～。この映画、兄弟モノとしても超優秀なんだよな～。
とにかく1度観たらこの良さが分かると思います。絶対に、絶対に観て。
2.カセットテープ・ダイアリーズ
あらすじ
87年、イギリスの田舎町ルートン。音楽好きなパキスタン系の高校生ジャベドは、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに鬱屈とした思いを抱えていた。しかしある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽を知ったことをきっかけに、彼の人生は変わり始める。
2019年製作／117分
映画.comより
これ、そんなに有名じゃないのかな？と思うけど、超いいのよ～～！！！ブルース・スプリングスティーンに憧れながら作家を目指す少年のお話。
移民差別を受けながらイギリスで暮らす主人公。そんな彼が抱えている悩みは「夢を叶えるために一刻も早くこのクソみたいな街を出たい！でも、お金もなく生活するのが精一杯の家族を残して自分だけ好きなことのために街を出ていいのだろうか……。」ということ。
この彼と同じような悩みを抱える人、結構多いのではないでしょうか。
そんな中たまたまブルース・スプリングスティーンの歌を聴き「これ……これ……俺のことを歌ってるじゃないか……！！」ってなる主人公。自分が言語化できなかった感情が、歌や映像、文章などで表現されているのをみて「ああーーーこれなんだよこれ！私が思ってたことは！！」って涙が出ちゃうあの感動。まさにそれが表現されているあるシーンが最高です。
少年が最後に出した答えと父からの言葉がそれはもう素晴らしい！見た後すっきり笑顔に、スプリングスティーンの音楽を聴きながら「私も頑張ろう！」と思える映画です。
3.彼の見つめる先に
あらすじ
目の見えない高校生のレオは、少し過保護な両親や優しい祖母、いつもそばにいてくれる幼なじみの女の子ジョバンナらに囲まれて平穏な生活を送っていた。ある日、彼のクラスにガブリエルという少年が転校してくる。レオとジョバンナは、レオの目が見えないことをからかったりしないガブリエルと自然に仲良くなっていく。ガブリエルと一緒に映画館に行ったり自転車に乗ったりと新しい世界を知るレオだったが、やがてそれぞれの気持ちに変化が生じはじめ……。
2014年製作／96分
映画.comより
これは音楽映画というよりは青春映画の要素の方が強いですが！とにかく、とにかくキッラキラした青春模様が素敵すぎてクラクラしちゃう映画です。それにプラスして、「君の名前で僕を呼んで」のような美しい映像。もう……ため息が出ちゃうよね。
特に大きい出来事がある訳ではないんですが、学生時代の友達とのケンカや初めての恋、三角関係など、学生時代のキラキラした瞬間やモヤモヤの感情をうまーく切り取った映画です。若さにキュンキュンしたいときに超おすすめ！
音楽に関しては、とあるシーンで流れるベル・アンド・セバスチャンの「There’s Too Much Love」。これが良すぎるんですわ！！！私はこれをきっかけにベルゼバを知り、一時期にドはまりしてアルバムを永遠に聞いてました。こうやって新たなアーティストを知ることができるっていうのも音楽映画の良いところよね～。
4.はじまりのうた
あらすじ
イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタは、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダンに見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。
2013年製作／104分
映画.comより
これは大人の青春映画ですね！一人っきりのシンガーソングライターと一人っきりの音楽プロデューサーが出会い、苦しみや悲しみを抱えながらも、とにかく音楽への愛と楽しむ気持ちを大切にしながら、一緒に音楽を作り上げる様子を描く映画。誰かと一緒に何かを作り上げていく楽しさっていうのを存分に感じることが出来ると思います。
ちなみに、この映画の監督は記事の初めに紹介したシング・ストリートと同じジョン・カーニーさん。私もうこの人大好き。この人の撮った音楽映画全部好き。初めは歌声1つだったのに、そこにピアノが、ギターが、ドラムが……と、音と音が重なって音楽が出来ていくときの、あの魔法のようなキラキラ・ワクワク感を映像の中に収めるのが上手すぎるんよ。「はじまりのうた」「シング・ストリート」然り、この人の音楽映画を観た人はみんな音楽を始めたくなっちゃうと思う。
そして主演のキーラ・ナイトレイの歌声が抜群でね……。まるで優しい風がなびいていくみたいな、爽やかで柔らかい声がとっても心地いい～。恋人のデイブ役はMaroon5のアダム・レヴィーンが演じています。彼が歌うシーンもあるよ！もうそんなの良くないわけないよね！
5.Coda あいのうた
あらすじ
海の町でやさしい両親と兄と暮らす高校生のルビー。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の耳となったルビーは家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。家業の方が大事だと大反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。
2021年製作／112分
映画.comより
日本では2022年1月に公開されたばかりであるこの映画。今年のアカデミー賞作品賞にもノミネートされている注目作です。 一番最初に紹介した「シング・ストリート」の主人公を演じているフェルディア・ウォルシュ＝ピーロくんが出演しているということで、私も公開後真っ先に映画館に走って観たんですが、まーーーーー良すぎましたね。
4人家族の中で唯一聴覚障害を持たない主人公の女の子ルビーが、このまま一生家族と共に家業を行うか、自分の持つ歌の才能を生かし家族と離れることを決意するか、苦悩しながらも成長していく物語です。
フェルディアくんはもちろん、主演のエミリア・ジョーンズの透き通ったのびやかな歌声も素晴らしいし、彼らの初々しい恋愛シーンももう……青春そのもの！って感じで超絶キュンキュンします。しかし、物語の中心は「家族愛」。耳が聞こえない家族と、その家族には聞こえない「歌」で生きていきたい主人公。そのギャップにどう向き合うのか、そして家族に対して彼女は自身の歌声をどう披露するのか……。彼女が導き出した結論には、号泣してしまうこと間違いなし。
まだ劇場で公開している場所もあるので、映画館で観れるうちにぜひ観てほしい。後悔は絶対しないはず！
まとめ
以上、私がおすすめする「音楽が素晴らしい爽やかな青春映画」を5作品紹介しました。
音楽映画の素晴らしいところって、映画自体が楽しいのももちろん、観終わったあともその音楽を聴いて楽しむことが出来たり、新しいアーティストを発見出できたりってするってこと。普通の映画に比べて、楽しみが2倍あるんです。そこが本当に大好き！
逆に、映画を通して音楽を楽しむ、そんな形もいいんじゃないでしょうか？ミュージカル映画なんて、映画館で観たらほぼライブみたいなもんだしね。
ということで、音楽映画って本当にいろんな楽しみ方が出来るね！最高だね！ってことでした。（笑）
この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いです。