
大好きな映画について語らしてくれい!!
年間約100本の映画を観る映画好きの私オハナ、今まで何本か映画紹介ブログを書いてきましたし、そこで紹介した映画はどれもめちゃくちゃ好きなのですが、
「私のベスト映画」については言及してきませんでした。
なぜかって?好きな映画がありすぎてベストを決めるのが難しいとか、自分が置かれている状況によって好きな映画って変わるのでベストが断言できないとか色々な理由がありますが、
一番は……恥ずかしいからだよ!!!!!
ジャンル縛りで好きな映画を言うのと、本当に自分が好きな映画を言うのとでは、自分の脳内の開示度が全然違います。
うう……私が映画に何を求めているのか、どんな価値観を持っているのか、好きなタイプ、本当はロマンチック好きなことなど諸々がバレてしまう……!!
という訳で少々気恥ずかしいのですが、やっぱり映画好きとしてベスト5くらいは決めておきたい……という気持ちもあるし、自己紹介するには一番いいかなと思ったので、私の好きな映画ベスト5をご紹介したいと思います。
好きな映画紹介のため語彙力が少々おかしくなっている部分もあるかもですが、よろしければ読んでいってね。
目次
オハナの好きな映画TOP5
5位:バッファロー’66

あらすじ
映画.comより
年の刑期を終えて出所したビリーは、故郷の街バッファローへ帰ることに。事情を知らない両親に電話して「婚約者を連れて行く」と嘘をついてしまった彼は、見ず知らずの少女レイラを拉致して恋人のふりをするよう強要。レイラはビリーと一緒に過ごすうちに彼の孤独な素顔を知り、次第に好意を抱き始める。しかし、ビリーにはやり残したことがあった。
1998年製作/113分
ポスターの見た目からしてなんだかちょっと古めの映画?気難しそうだな~と感じるかもしれませんが、とんでもなく可愛くってキュンとしてしまう映画なのです。
刑務所から出所したばかりのとびきりダメな男×その男にたまたま拉致されたムッチムチの女の子の、最高にヘンテコで不器用な純愛映画。「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」という日本版のキャッチコピーがぴったり。
もうね~とにかく主人公のダメっぷりが最高で!(顔はかっこいいんだけど)トゲトゲした言葉や見栄で自分を守って……もうこっちが恥ずかしくて見てらんないんだけど、切ない過去が分かったりして、彼のことがとんでもなく愛しくなってくるのよ~~。
特に好きなシーンは二人が初めてベッドに横たわるシーンとラストシーン。もう両方ともクスクス笑っちゃった!特にラストは非常に希望がある終わり方で大好き。「もうっ……!なんだよぉぉ~!」って笑いながら涙が出ちゃう。ここがいいんだあ~!
4位:シング・ストリート 未来へのうた

あらすじ
映画.comより
大不況にあえぐ85年のアイルランド、ダブリン。14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナの大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。慌ててバンドを結成したコナーは、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓を開始するが……。
2015年製作/106分
もう何度観たことか……。友情、恋愛、学生生活、家族、兄弟、音楽、キラキラしたテーマが全部詰まってて誰にでもおすすめできる最高映画ちゃん。
ダサかわな主人公が初めて恋をして、家族間の問題や学校生活への鬱憤を抱えながらも、友達と一緒に音楽を始め、未来を切り開いていくという爽やかストーリーです。
おすすめポイントはいくつもあるんだけど、何といっても音楽よ。好きな女の子のためにバンドを組む話なので、彼らが作った曲が作中に7曲くらい登場するんですが、びっくりしちゃうよ。全曲メインレベルなの!普通、映画のサントラでもアーティストのアルバムでも、「この曲ほんと好き!」ってなるのって十何曲の中の数曲じゃないですか。
でもね、この映画の中に出てくる曲はね、ぜーーんぶ良いの!映画の中で彼らが歌う曲、ぜーーんぶ「これ!1番好きや!」ってなるレベルの曲なの!(ちなみにその中でも私が一番好きなのは「Up」って曲。優しくてキラキラした主人公の歌声と爽やかなメロディーがたまらない!)
そして私はとにかくこの主演のフェルディア・ウォルシュ=ピーロくん(名前長い)が大好きでな……。真っ白な肌に真っ赤なほっぺ、とろんとした目にくすみがかったブルーの瞳、そして柔らかそうな栗色の髪……ビジュアルもかんわぃぃいい!って感じなんですが、とにかく彼の歌声と初々しい演技が最高なのよ。おすすめは2回目のキスシーンですね。はぁぁぁ今思い出してもキュンキュンするわぁ~~!!照れ隠しにクラッカー食べんな!!!(食べろ!!!)
3位:ブック・スマート 卒業前夜のパーティーデビュー

あらすじ
映画.comより
高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。
2019年製作/102分
もう、最高ハッピーすぎるやろ!!ふざけんな!!!泣いちゃうよ!!って映画。 最初から最後まで一度も嫌な気分になることなく観ている間ずっとハッピーでいられるの、ほんと貴重だと思う。この世界で生きたいし、心からこの2人のようになりたいよ~~!
上映時間も1時間42分とサクっと観れるし、物語のテンポもすごく良いので、退屈する暇がまるでありません。ずーっと爆笑してる。鑑賞後は高揚感と多幸感に包まれるはず…。
今すごく元気な人、普通の気分の人、疲れている人…あらゆる人の気分を底上げし、元気をくれる映画だと思います。
・とにかくハッピーな気分になりたい人
・辛い場面が出てこない映画を観たい人
・疲れた気分を払拭したい人
・学生生活を描いた映画が好きな人
・コメディー映画が好きな人
・女性たちの強い友情・絆(シスターフッド)が描かれる映画が好きな人
・ノリノリな洋楽が好きな人
・おバカな下ネタが好きな人
は特に観て!
でも一つ注意!下ネタがめちゃくちゃ出てきまーす!!笑 まあ「うわ…エグッ…」みたいな引いてしまう系の下ネタではなく「アッハッハッ!!」って笑える感じのものなので、誰かと一緒に観ていて気まずくなる系ではないかな?とは思いますが、家族とか、まだそんなに仲良くない人とは……観ない方がいいかな…。笑
この映画に関しては下記の記事で8000字で語りまくってるので(なげー!)もっと詳しく知りたいって人はこれを読んで欲しい!
2位:トム・アット・ザ・ファーム

あらすじ
映画.comより
恋人の男性ギョームが亡くなり悲しみに暮れるトムは、葬儀に出席するためギョームの故郷を訪れる。しかし、ギョームの母アガットはトムの存在を知らず、息子の恋人はサラという女性だと思っている。トムの存在を唯一知るギョームの兄フランシスは、トムに恋人であることを隠すよう強要。当初は反発を覚えたトムだったが、次第にフランシスの中に亡きギョームの姿を重ねるようになり……。
2013年製作/100分
これはね~~完全に私の性癖映画ですね。笑 ストーリーもそうだけど、なんていうんだろう、私はこの映画の監督であるグザヴィエ・ドランさまが作る世界観がとにかく好きなんです……。ドランの映画は全部好きだけど、その中でも一番好きなのがこの「トム・アット・ザ・ファーム」(ちなみにドランはこの映画で監督・脚本・編集・衣装・主演も務めているよ。そうだよ、このポスターの人がドランだよ。美男ですね。)
もうさ、このポスターからして胸がザワザワ…ザワザワ…としてしまいませんか!?濡れた金髪、血走った目、口元から出ている血、そして「僕たちは、愛し方を学ぶ前に、嘘のつき方を覚えた。」というコピー。は、はぁぁぁぁぁ……。めちゃくちゃ、めちゃくちゃ刺さってしまうんです……。
亡くなった恋人の実家である農場で働かされ、恋人の兄には暴力も振るわれ、精神的・肉体的にだんだんボロボロになっていくのに何故か美しくなっていくドラン……。物語の不気味さ、演出の奇妙さ、それに反して官能的な出演者たちがたまらない! (フランス語ってところもいいのよね。)
物語の初めと終わりでは全然違うドランの表情に引き込まれるし、見たらしばらくこの映画のドランのことしか考えられなくなります。
正直好き嫌い分かれると思うし、「は?」ってなる人もいると思うので万人にはおすすめできませんが、私は死ぬほど好き。ドランの沼にハマっちゃったきっかけの映画です。
1位:ブルー・バレンタイン

あらすじ
映画.comより
仕事が芳しくないディーンと、長年の勉強の末に資格を取り、病院で忙しく働くシンディの夫婦は、娘のフランキーと3人暮らし。2人はお互いに相手に不満を抱えていたが、それを口に出せば平和な日常が崩れてしまうことを恐れていた……。
2010年製作/112分
2~5位は決めるの難しかったんですが、私の中で1位は不動。そう、「ブルー・バレンタイン」!この映画が今のところ私のオールタイムベストです。
あらすじにもあるように、この映画はこの2人の現在と過去が交互に描かれるストーリー構成。恋が生まれる過程と愛が冷めていく過程を同時に見せてくるので、一部では胸糞映画とも言われている後味悪めの映画であります。
見ていて決して気分が良くなる映画ではないのですが、なぜ私がこの映画をこんなにも好きなのかというと、「結果的になくなってしまう愛であったとしても、2人の中で『私にはこの人しかいないんだ』と思えるくらい愛し合った瞬間があったなら、それはもう本当に素晴らしいことなんじゃないか」ってことに気付かせてくれた映画だからです。
結果がどうであれ、その瞬間はかけがえのないものですよね。どうかそのときも気持ちを忘れないで……って思います。皮肉ですが、別れのシーンを一緒に描くからこそ際立つ、出会いのシーンの美しさが私は本当に好きですね。
(ていうかね……私はこの映画の2人が出会ってから結ばれるまでの過程が好きすぎるの……もう若いころのディーンがね……苦しい……好きすぎて苦しいです……。初めてシンディに会って「名前教えて?」っていうディーンの表情、バスでのシンディの抱きかかえ方、結婚式での涙、そして何よりYou And Meを流すシーンね。)
あとは映画の端々に散りばめられた男と女のあるあるがリアルすぎて……。過去と現在の相手を見つめる視線や声色の違いとか、お互いに言ってしまう余計な一言とか、ケンカが始まる前の雰囲気とか……男女の仲ってこうやって盛り上がっていって、こうやって冷めていくのかっていうのが、もうあり得ないほどリアル。 初めて観たとき、「こんなところまで描写するのか」って切なくて苦しくて共感して、そしてすれ違ってしまう2人のことが愛しくて、涙が止まりませんでした。
過去を思い出して「う、うわあー!!」と頭を抱え込んじゃったり、「これって、男性(場合によっては女性)が悪いじゃん!?」と怒り出す人もいるかもしれません。この映画を観て「結婚なんてするもんじゃないな」と感じる人も多いみたいですが、私は恋愛の良いところも切ないところも全て教えてくれる、とてもリアルで美しい映画だと思います。1回観るとずいぶん落ち込んでしまうので頻繁には観れないですが、本当に大切な映画です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
かなり熱が入ってしまって1つ1つの映画の紹介がめちゃ長くなってしまいましたが、愛が伝わったかしら……!
どれも私が最高に大好きで、私の人生においてすごく大切にしている映画です。もし興味があればぜひ観てみてください!そして私と一緒に感想語ってくれ~い!好きな映画の話しているときが一番楽しい。
では今日はこのくらいで終わります~!